2008年11月14日金曜日

使う側による自己組織化

宮本茂氏はマリオの生みの親でゲームヒット作を多く手がけ、ゲーム業界のヒーローだ。
とくにアメリカで絶大な人気で毎年誕生会には多くのファンが集まり、海外で尊敬されている数少ない日本人の一人だ。

私は故・横井軍平氏の「枯れた技術の水平思考」という考え方に強い感銘を受けた。
(実は十字キーは彼の発明だ。)
横井氏も任天堂出身だが、今回は宮本茂氏のインタビューを取り上げたい。

「Wii Music」誕生の背景--任天堂の宮本茂氏インタビュー

わたしがゲームをデザインする際に、常に念頭に置いていることが2つあります。1つ目は、ゲームプレイに目標や目的を設定するとしても、プレーヤー自身がゲームを掘り下げ、自分自身のゴールを見つけ、興味をかきたてられる要素を見つけられるようにすることです。もう1つは、プレイしている本人だけでなく、後ろで見ている人にとっても楽しいものにするということです。つまり、見物人が思わず「わたしもやってみたい」と言ってしまうようなゲームです。


宮本氏のスタンスは常に遊ぶ側にある。
ゲームの「目標」「目的」はゲームルールで、プレイヤーにとっては「縛り」だ。
そこで、「自分自身のゴール」があるとプレイヤーにとっては「自由」が生まれる。
この「縛り」と「自由」のバランスがゲームのクオリティを決定する大きな要因となる。

Webサービスについても「縛り」と「自由」の概念が適用できる。
例えば、2chは匿名性が高くユーザ登録が不必要で誰でも閲覧できてとてもゆるい。
ただし、2chは掲示板のスレッドごとに個性があり独特の文化のせいで、奇妙な「縛り」が育っている。
mixiは招待制で会員のみ閲覧できる。
また、足跡や連帯責任のため縛りが強い。
こういった「縛り」がうまく機能するとちょうど良い秩序が生まれ居心地がよい。
「縛り」のベクトルによって使う側は「自分自身のゴール」を見つける。
それが「自由」だ。
「縛り」と「自由」のバランスがよいとユーザは思いがけないサービスの使用方法を発案する。
使う側による自己組織化だ。
これはWebサービスが爆発的に普及するきっかけになる。

「縛り」が弱い方が自己組織化は多様化して結果としてサービスは充実する。
しかし、弱すぎる「縛り」はユーザが何をやったらよいか分からないのでつまらない。
「縛り」が強すぎるとサービスが肥大化した時にシステムは硬直化するか緩やかに自己崩壊する。
どんどんサービスが窮屈に感じられかユーザの嗜好の変化に対応できなくなる。

Facebookはアプリケーションの開発を開放することでうまく自己崩壊を回避した。
サービスの開発すらもある程度「自由」にすることは有効な解決策だ。
といっても、開発にはルールがつきもので「縛り」と「自由」のバランスからは逃れられない。
Facebookはビーコン機能で痛い目にあった。

最近Webサービスとゲームの違いがどんどん縮まっている気がしている。
ゲームの方はNintendo DSのトレーニング系ゲームのヒットにより実践的なゲームが急激に増えた。
一方Webサービスはアミューズメント化している。
人間は楽しいものを求めるので当たり前と言えば当たり前だが、Webサービスを考えるときにゲーム開発のノウハウがとても役に立つのかもしれない。

ラベル:

ツールとしてのiPhoneの実用性

東京に出張したときにiPhoneを使い倒してみた。
といってもiPhone歴は10日前後。

インストールしたアプリは以下のとおり。
はてな Touch
テレビ番組表
File lite
Dictionary
日本語 Japanese Dictionary
Wikipanion
Hot Pepper
食べログ
Y!路線
Evernote
Google Earth
Touch Term
それからデフォルトアプリの
天気
マップ (Google Maps)
SafariでGoogle Reader
をよく使用した。

朝一から新幹線でニュースやPDFをチェックをした。
一人でいるときはほとんど音楽かPodcastを聞いていた。
道が少しでもわからなくなったら地図で現在地を確認。

一日結構使った感があるがバッテリーはまだ余裕があった。
これは意外だった(音楽以外は通信を使う)。

残念だったのがGPS機能だ。
現在地をうまくとれないことが多々あった。
ビルに囲まれた狭い道やアーケード(片側店舗、片側道路)があると現在地が行ったり来たりした。
宿がはじめて行く土地だったのでGPSに振り回されることになって困った。

現在地の情報をとりたいときは案外屋内であることが多いことにも気づいた。
歩きながらiPhoneを出して調べることよりもカフェや駅構内などで店や行き先を調べるケースが多い。こういう場合はGPSが使えないのでPlaceEngineが重宝される。
標準でiPhoneにPlaceEngine搭載されないかな。

ラベル:

2008年11月13日木曜日

クウジットオフィスにて座談会

FaLLenをMA4 (Mash up Award 4)の部門賞に選んで下さったクウジットさんのCEO末吉さまとCTO塩野崎さんと11月7日、麻布十番のオフィスにて座談会をしてきました。

そのときの模様がKoozyt Staff Blogにアップされています。
MA4(Mash up Award 4th)『PlaceEngine賞』受賞者のSREさんを囲んで

末吉さんはソニー時代に拡張現実ARの分野で開発された経験があり、技術的な助言をたくさんいただきました。クウジットさんのサイトには、「空」と「実」をつなぐ、というスローガンがかかげられていますが、これまさに拡張現実のことかと勝手に考えています。

塩野崎さんはスタンフォード大学と連携してネットワークの研究開発をされていた経験があるということでした。時間の関係で詳しい話は伺えませんでしたがとても刺激的な座談会でした。

今回の座談会で特に感銘を受けたことは、MA4部門賞を選んではいおめでとうで終わるのでなく、その後の人間関係の構築を大切にしているということです。偏見かもしれませんが、技術畑出身なのにとてもバランス感覚に優れているものの考え方に、とても多くを学ぶことが出来ました。ありがとうございました。お昼もおいしかったです。

今後のFaLLenについて少し。
FaLLen、というより今後はSREngineの改善に重点を置いて開発を進めます。SREngineは風景そのものをマーカーとすることで、拡張現実の実用化を目指しています。今は風景の特徴を抽出するためのアルゴリズムを見直しているところです。また、データベースのオンライン化、モバイルデバイスへの移植を予定しています。

ラベル: , , , ,

2008年11月11日火曜日

【iPhone SDK】iPhone Simulatorで画像Imageを扱う方法

iPhone Simulatorに画像はデフォルトでは入っていない。

画像を登録するには

1. iPhone Simulatorを起動する。
2. iPhotoなどで画像をドロップする(Safariによる画像のプレビューが表示される)。
3. iPhone Simulator上のSafariをしばらく左クリックする。
4. 保存するか聞かれるので保存を選ぶ。

以上でトップ画面のPhotosに画像が登録される。

*追記
画像の保存場所は
<HOME>/Library/Application Support/iPhone Simulator/User/Media/DCIM/100APPLE

ラベル:

2008年11月6日木曜日

【相関くんのブログ】 10月の株価同士の相関と株価・為替間の相関に対応

相関くんでは、日経平均225銘柄の間の相関、NASDAQ/S&P/DOWと日経225の相関、米ドルと日経225の相関が調べられる。
10月のデータが計算された。

強い順 銘柄1 銘柄2 相関係数 詳細
1位 明治製菓(株) 明治乳業(株) 0.9844 相関推移
2位 ダイキン工業(株) (株)クボタ 0.9771 相関推移
3位 (株)大林組 清水建設(株) 0.9715 相関推移
4位 日産自動車(株) トヨタ自動車(株) 0.9705 相関推移
5位 (株)クボタ トヨタ自動車(株) 0.9681 相関推移
6位 (株)みずほフィナンシャルグループ (株)大和証券グループ本社 0.9676 相関推移
7位 (株)損害保険ジャパン (株)ミレアホールディングス 0.9657 相関推移
8位 古河電気工業(株) ミネベア(株) 0.9655 相関推移
9位 ダイキン工業(株) トヨタ自動車(株) 0.9631 相関推移
10位 DOWAホールディングス(株) ミネベア(株) 0.9629 相関推移


強い順 銘柄1 銘柄2 相関係数 詳細
1位 (株)新生銀行 アメリカドル 0.5949 相関推移
2位 アサヒビール(株) アメリカドル 0.5908 相関推移
3位 東京瓦斯(株) アメリカドル 0.5828 相関推移
4位 (株)丸井グループ アメリカドル 0.5686 相関推移
5位 (株)CSKホールディングス アメリカドル 0.5628 相関推移
6位 味の素(株) アメリカドル 0.5433 相関推移
7位 ソフトバンク(株) アメリカドル 0.5311 相関推移
8位 (株)東芝 アメリカドル 0.5167 相関推移
9位 (株)T&Dホールディングス アメリカドル 0.5153 相関推移
10位 スカパーJSAT(株) アメリカドル 0.5070 相関推移

強い順 銘柄1 銘柄2 相関係数 詳細
1位 鹿島建設(株) NASDAQ 0.8515 相関推移
2位 (株)丸井グループ NASDAQ 0.8427 相関推移
3位 太平洋セメント(株) NASDAQ 0.8340 相関推移
4位 (株)新生銀行 NASDAQ 0.8338 相関推移
5位 (株)リコー NASDAQ 0.8280 相関推移
6位 中央三井トラスト・ホールディングス(株) NASDAQ 0.8188 相関推移
7位 (株)東芝 NASDAQ 0.8163 相関推移
8位 新日鉱ホールディングス(株) NASDAQ 0.8128 相関推移
9位 日東紡績(株) NASDAQ 0.8069 相関推移
10位 清水建設(株) NASDAQ 0.8057 相関推移

ラベル: ,