2008年1月15日火曜日

ゲーデル、エッシャー、バッハ読書ログ1:購入

先日、ホフスタッター氏の「ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版」を購入した。大学の図書館でお目にかかって以来、10年以上もの間ずっと気になってきた本だ。ゲーデル、エッシャー、バッハ―は比較的大きな本屋であれば簡単に見つかる。763ページでとても分厚く重たい。本屋で何度か手には取ってみた。ずっしりと腕にくる。購入するまでには至らなかった。まったく理解できる気になれなかったからだ。Amazonで書評が手軽に読めるようになって、ゲーデル、エッシャー、バッハ―のレビューに目を通してからは余計に近寄りがたくなった。しかしなぜかずっと気にはなっていた。1/10でも1/100でも理解できるような気がしたら買ってやろうと。

20周年記念版には「GEB20周年記念版のために」という題の前書きが追加されている。ページ数37ページである。これを立ち読みして買って呼んでみる気になった。詳しくは次のエントリーに譲るが、著者がゲーデル、エッシャー、バッハで述べたかった主要な論点について記述から始まる。
P.P-4
一言で言えば、GEBは、生命のない物質から生命のある存在がどのように生まれるかを述べようとするたいへん個人的な試みだ。自己とは何であり、石や水たまりのように自己をもたないものからいかにして自己が生まれるのか。
In a word, GEB is a very personal attempt to say how it is that animate beings can come out of inanimate matter. What is a self, and how can a self come out of stuff that is as selfless as a stone or a puddle?

ゲーデル、エッシャー、バッハは難解である。著者自身による主題についての解説は理解の大きな羅針盤になるに違いないので、個人的には20周年記念版をお勧めする。

Amazon.co.jp ゲーデル、エッシャー、バッハ―あるいは不思議の環 20周年記念版
Amazon.co.jp ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環
Amazon.co.jp ダグラス・r・ホフスタッター
Amazon.com Godel, Escher, Bach: An Eternal Golden Braid (Paperback)

日本語版Wikipedia ゲーデル、エッシャー、バッハのエントリーはひどい。誤解に満ち満ちている。20周年記念版の前書きを2ページ読めばその理由が明らかだろう。
英語版Wikipedia Gödel, Escher, Bachは一読することをお勧めする。Cohen氏のレビューも一読あれ。

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